フランスの有名三脚メーカーGITZOからミニ三脚の「ミニトラベラー」が届きました。
GITZO初のミニ三脚のレビュー!!
【カメラ三脚】GITZO(ジッツオ)のカーボンを使用した高級小型三脚、ミニトラベラー三脚!【レビュー】
そもそもGITZO(ジッツオ)とは
ジッツオは、フランスのカメラ関連製品メーカー。カメラ関連のアクセサリー、特に高剛性かつ堅牢な三脚・一脚と雲台で知られる。 フランス人のアルセーヌ・ジッツホーベンによって1917年にフランスで設立され、当初は写真業界でカメラ、ケーブルレリーズ、シャッター、フィルムバッグフレームなどを製造していた。
そんな三脚の一流メーカーが、初めてリリースした小型三脚が今回のミニトラベラー
GITZOのミニトラベラーのレビューです。
GITZOミニトラベラー三脚のスペック”>GITZOミニトラベラー三脚のスペック
「クラシック」と「ブラック」2色のミニトラベラー
シンプルでクールなブラック
と
クラシックは雲台部にジッツオの象徴的なアルミニウム粉末塗装「ノアールデコール」が施されたバージョン
今回僕はGITZOらしいクラシックのカラーを選びました。
ミニトラベラーの特徴
- 重量は265g
- 脚はCarbon eXact(カーボンエ グザクト)
- 本体部、雲台部はアルミニウム製
- 開脚角度は2段階
- 雲台を外し、他の雲台を装着可能
主なスペックはこちら
- 最大耐荷重 3 kg
- 最低高 12.5 cm
- 全伸高 17.5 cm
- 格納高 22 cm
ミニトラベラー三脚は、軽量な一眼レフカメラやミラーレスカメラ用に設計されています。
格納高 22 cmでバッグ に入れても邪魔にならないサイズ感。
脚は剛性に優れた Carbon eXact(カーボンエ グザクト)、本体部は削り出しのアルミニウム、雲台は堅牢なアルミニウム製仕様
コンパクトな三脚ながら最大耐荷重 3kg!(実用レベルでいうと1.5〜2kgかな)
一般的なテーブル三脚とは全く異なる堅牢性と高級感です。
実際に届いたGITZOのミニトラベラー三脚”>実際に届いたGITZOのミニトラベラー三脚
1月にオーダーし、6月末ようやく到着したミニトラベラー
(正直オーダーしてたの忘れていた・・・)
僕自身、GITZOの製品を購入するのは今回が初。
立派なケースに入っています。
中身はこちら、
説明書のほか、調整用のL字レンチも同封
小型のサイズなのに、高級感あるノアールデコールの塗装が雰囲気ある。ちなみにこの雲台部分の素材はアルミ
脚部分はカーボン
カーボンは高価な素材ですが、その分アルミに比べ軽量化や振動の軽減に優れているのが特徴。
個人的には、機能とかじゃなくて、カーボンの見た目がクッソカッコいい!っていう点がイチオシ(おい😨)
脚の先の石突部分はゴムになっており、不安定な足場でもグリップが効いて安定します。
脚の角度は2段階で調整可能
脚を一旦引き下げることで、開脚角度の切替ができます。
付属の雲台は自由雲台。
ノブなどの突起物が無く、雲台下部のリングを回すことでボールのロックと解除ができます。
脚が緩んだ場合でも、メンテナンスが容易にできるシンプルな設計
引っかかりがないので、バッグへの収納も邪魔になりません。
これは底側
本体下のスクリューを緩めることで雲台を外し、ジッツオGH1382TQDなど他の雲台を装着することもできます。
カメラを設置してみる”>カメラを設置してみる
実際にカメラを取り付けてみました。
設置したのはFUJIFILMのX100F
当然ですが安定したバランス
縦構図も
真上のアングルにも
試しに一眼レフに重めのレンズで試してみました。
CANON 6D(680g)とSIGMA 14-24mm F2.8 Art(1130g)
合計約1.8kg
問題なく使えそうです!
ただしこの組み合わせだと、レンズ側に重心がかかり、縦構図ではバランスが崩れてしまいました。
流石にこの組み合わせは無理があったか・・・
アルカスイス互換のパーツを取り付け”>アルカスイス互換のパーツを取り付け
手持ちのアルカスイス互換のパーツを取り付け
[MENGS] DM-60N アルミニウム合金 クイックリリースクランプ アルカスイス規格と互換性, クイックリリースプレートと三脚と一脚用
- 出版社/メーカー: MENGS Direct
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
ピークデザインのクラッチやスタンダードプレートを使用しているので、取り付けが簡単になります。
カメラはBMPCC4K
この様にアルカスイス互換のアダプターを取り付け、
カメラ側にL字型のブラケットを取り付ければ、重いカメラやレンズでも縦位置が簡単に設置できます。
ミニ三脚のPIXI-EVOと比較”>ミニ三脚のPIXI EVOと比較
手持ちの三脚で、似ているサイズ感のマンフロットPIXI EVOと比較です。
スペックの比較はこちら
マンフロットPIXI EVO | GITZOミニトラベラー | |
---|---|---|
重量 | 260 g | 265 g |
最大耐荷重 | 2.5kg | 3kg |
最低高 | 10.5 cm | 12.5 cm |
全伸高 | 20 cm | 17.5 cm |
格納高 | 20.5 cm | 22 cm |
素材 | アルミ、テクノポリマー | アルミ、カーボン |
なんだかマンフロットの方が融通ききそうなスペック・・・
脚の可動もPIXIの方が伸びるので、バリエーション豊富に使えます。
カメラを取り付けるのも、PIXIの方にはネジまわしが付いているので簡単。
逆にミニトラベラーは取り付けるときにカメラ本体を回さないといけない(もしくは三脚自体を回す)
デザインで見ると、ミニトラベラーの方がシュッとした感じで洗練されています。
持ち運ぶ時にスッキリしているのも特徴。
ぶっちゃけ値段が全然違うので、この二つで悩むことはないとおもうけど、
- 安くミニ三脚が手に入れたいならPIXI EVO
- 高級感と素材感、安心感を選ぶならミニトラベラー
な感じかな。
PIXI EVOのレビュー記事はこちら
ピークデザインのトラベル三脚と比較”>ピークデザインのトラベル三脚と比較
ピークデザインのトラベル三脚と並べてみました。
カーボンというだけで柄の比較
自由雲台のロック部分のリング仕様も若干似ている
使用しているとことを撮影”>使用しているとことを撮影
シンプルで軽くて・・・
めちゃくちゃかっこいい!!
インドの一人旅でも使用しました。
ミニトラベラーのメリットデメリット”>ミニトラベラーのメリット・デメリット
メリット
- カーボン素材で軽い
- すっきりしたデザインで荷物の邪魔にならない
- 雲台の取り替えが可能
- デザインがめっちゃかっこいい
- ミニ三脚とは思えない高級感
デメリット
- 値段が高い
- 多機能ではない
- 重い機材には限界がある
最後に”>最後に
正直な感想ですが、今では安くて良い三脚も多い中、ミニトラベラーは多機能という三脚ではありません。
ですが、軽くてしっかりした安心感、触っていてテンションの上がる高級感というのはミニ三脚の中で唯一無二の存在だと思います。
ということで、めっちゃかっこいいGITZOのミニ三脚「ミニトラベラー」のレビューでした。
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