こんにちはブロガーのスカイフィッシュ() です。 @drone_skyfish
DJI Mavic3シリーズは、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応したドローンのラインナップを提供しています。
この記事では、Mavic3シリーズの3つのモデル、Mavic3 Classic、Mavic3、およびMavic3 Cineの違いと特徴を徹底比較します。
それぞれのニーズや予算に応じて、最適なモデルを選択しましょう。今回の記事を見れば、Mavic3シリーズで迷っている決め手がわかるはずです。
ちなみに・・・結論、もしも迷っているのであれば、Mavic3 が一番無難な選択です!
DJI Mavic3 シリーズの特徴
まずそれぞれの特徴的な点を紹介
DJI Mavic3 Classicの特徴
Mavic 3 Classicは、手頃な価格で高品質な空撮を楽しむことができるモデルです。
Hasselblad製のカメラを搭載し、最大5.1Kの解像度で撮影が可能。
内蔵ストレージは8GB
シリーズの中で望遠カメラが唯一装備されておらず、メインカメラのみ。
DJI Mavic3の特徴
Mavic 3は、プロフェッショナルユーザー向けのモデルで、Mavic 3 Classicと同様にHasselbladカメラを搭載しています。
Mavic 3 Classicとの決定的な違いは、このモデルではさらに4K撮影が可能な望遠カメラも搭載されており、より遠くの映像を撮影できます。
内蔵ストレージは8GBです。
DJI Mavic3 Cineの特徴
Mavic3 Cineは、映像制作業界で最高品質の映像が求められるプロフェッショナルユーザー向けのドローンです。
Mavic3と同様に、Hasselbladカメラと4K撮影が可能な望遠カメラを搭載しています。
さらに、このCineではApple ProRes 422 HQ/Apple ProRes 422/Apple ProRes 422 LTに対応しており、ポストプロダクションでの編集や色補正に最適な収録が可能になっています。
また1TBの内蔵SSDも搭載されており、大容量のデータを保存することができます。
各モデルのスペック比較
各モデルの主要なスペックを一覧にまとめました。
項目 | DJI Mavic3 Classic | DJI Mavic3 | DJI Mavic3 Cine |
---|---|---|---|
製品重量 (バッテリー含む) | 895g | 895g | 899g |
最大飛行時間 | 約 46 分 | 約 46 分 | 約 46 分 |
最大飛行距離 | 30 km | 30 km | 30 km |
最大風速耐性 | 12 m/s | 12 m/s | 12 m/s |
温度範囲 | -10℃ ~ 40℃ | -10℃ ~ 40℃ | -10℃ ~ 40℃ |
メインカメラ | ハッセルブラッドカメラ | ハッセルブラッドカメラ | ハッセルブラッドカメラ |
有効画素数 (メインカメラ) | 2000万画素 | 2000万画素 | 2000万画素 |
レンズ (メインカメラ) | 24mm (35mm換算)、F2.8-11 | 24mm (35mm換算)、F2.8-11 | 24mm (35mm換算)、F2.8-11 |
センサーサイズ (メインカメラ) | 4/3 CMOS | 4/3 CMOS | 4/3 CMOS |
ビデオ解像度 (メインカメラ) | 5.1K/50fps、4K/120fps、1080p/200fps | 5.1K/50fps、4K/120fps、1080p/200fps | 5.1K/50fps、4K/120fps、1080p/200fps |
ビデオフォーマット (メインカメラ) | H.264、H.265 | H.264、H.265 | Apple ProRes 422 HQ/422/422 LT、H.264、H.265 |
望遠カメラ | – | 有 | 有 |
有効画素数 (望遠カメラ) | – | 1200万画素 | 1200万画素 |
レンズ (望遠カメラ) | – | 162mm (35mm換算)、F4.4 | 162mm (35mm換算)、F4.4 |
ビデオ解像度 (望遠カメラ) | – | 4K/30fps | 4K/30fps |
内蔵ストレージ | 8GB | 8GB | 1TB |
各モデルの価格比較
それぞれのモデルには異なる価格設定があります。以下に、送信機の違いも含めた価格を示します。
- DJI Mavic3 Classic:DJI RC-N1送信機付き 229,240円、DJI RC送信機付き 252,670円
- DJI Mavic3:価格はおおよそ 287,760円〜
- DJI Mavic3 Cine:価格はおおよそ 699,600円〜
Mavic3で撮影できる写真、映像
Mavic3で撮影した写真
メインカメラはシリーズ共にハッセルブラッドを搭載した高性能カメラ
下の写真は自分が実際に撮影したMavic3 Cineのものですが、静止画ではシリーズどれも差がありません。
繊細な空のグラデーションから、光のあたるハイライト部分、影の落ちたシャドウの黒、本当に驚くほど美しい写真が撮影可能です。
こちらは安定感を利用したドローンの長秒露光
Mavic3で撮影した動画
動画は参考に、自分が撮影したものを貼っておきます。
ハワイのロードトリップの映像
佐渡島の空撮映像
伊豆諸島の神津島の映像
ロッククライミングの映像
全てMavic3のみで撮影した私設キャンプ場の映像
結局Mavic3シリーズはどれを選べば良いのか
結局Mavic3シリーズはどれを選べば良いのかというと、予算やニーズによって変わりますが、(あくまで個人的に)大多数の人におすすめするのが、Mavic3 です
僕自身はCineを使用していますが、正直高すぎるので普通にはおすすめできません・・・(使っておいて言うのもなんですが)
Mavic3とClassicと金額は違いますが、望遠カメラの有無があり、個人的にこの望遠カメラをおすすめしています。
望遠カメラは使えないなどのコメントを時々見ますが、動画のアクセントなど、使い方によって非常に有効な表現ができると思っています。
こちらは自分が撮影した望遠カメラの映像
ドローンで手軽に162mmが選べるってヤバいです…!
選び方としては
- Mavic3シリーズで迷ったら一番おすすめなのが、Mavic3
- 予算的に30万以上は厳しい・・・という方にはMavic3 Classic
- 予算に関わらず最高な機体が欲しい方にはMavic3 Cine
こんな感じで予算感に合わせて選ぶのが良さそうです。
個人的なおすすめ
機体と別ですが、個人的には送信機のDJI RC Proの使用をおすすめめしたい!
DJI RC ProはMavic3 Cineには標準装備となっている送信機ですが、使い勝手や操作性は他の送信機とは別格です。
価格が高い、他の送信機より重いなどのデメリットもありますが、トータルで見れば非常に使いやすく、スムースな映像を撮るための細かな操縦もできるので、ぜひおすすめしたい製品です。
対象機体:DJI Mavic3シリーズ、DJI Air 2S、DJI Mini3 Pro
Mavic3のよくある質問
- DJI Mavic 2と比較して、Mavic 3シリーズは主にどの点がアップグレードしていますか?
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DJI Mavic 3は、DJIのコンシューマー向けドローンの次世代フラッグシップモデルです。Mavic 2からの主なアップグレードは以下のとおりです。:
1. 4/3型CMOS Hasselblad カメラと焦点距離24mmの軽量レンズにより、Mavic 3は撮影性能が大幅に改善されています。最大5.1K/50fps、または4K/120fpsの動画を撮影できます。
2. Mavic 3 Cineは、Apple ProRes 422 HQ、Apple ProRes 422、Apple ProRes 422 LTのコーデックをサポート。優れた画質を提供し、後処理工程での編集に柔軟性をもたらします。
3. 飛行性能も包括的に改善され、飛行時間も46分まで延長されています。O3+伝送技術により、伝送が非常に安定し、伝送距離は最大15 km(日本国内:8 km)まで到達しています。
4. DJI Mavic 3は、全方向障害物検知システムを搭載し、進化したAPAS 5.0やアドバンストRTHに対応しているので、ユーザーは安心して飛行をお楽しみいただけます。
- それぞれのコンボでは、何が違いますか?
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Mavic 3 標準版と比較して、DJI Mavic 3 Fly Moreコンボには、インテリジェント フライトバッテリーが2個追加され、バッテリー充電ハブやコンバーティブル キャリーバッグ、NDフィルターセット (ND4/8/16/32)が同梱され、様々なシーンで飛行・撮影をサポートします。
DJI Mavic 3 Fly Moreコンボと比較して、DJI Mavic 3 Cine Premiumコンボは、Apple ProRes 422 HQ、Apple ProRes 422、Apple ProRes 422 LT 動画撮影に対応し、1TB SSDが内蔵されているMavic 3 Cineが同梱されています。また、高輝度ディスプレイを搭載したDJI RC Pro送信機やNDフィルターセット (ND64/128/256/512)や10Gbps 高速データ転送ケーブルなどが同梱され、プロのコンテンツ制作をサポートします。
- Mavic3シリーズはリモートIDには対応していますか?
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はい、内蔵リモートIDで対応しています。外付け機器は不要です。
Mavic3シリーズまとめ
DJI Mavic3シリーズは、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応したドローンのラインナップを提供しています。
Mavic3 Classicは手頃な価格で高品質な空撮を楽しめるモデルであり、Mavic3はより高度な機能を求めるプロ向け、そしてMavic3 Cineは映像制作業界で最高品質の映像が必要なユーザーに最適です。
それぞれのニーズや予算に応じて、最適なモデルを選択してくださいね!
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