昔の思い出話とカメラの記録について
【プラハ】カメラの記録とチェコの記憶
10年以上前に行ったチェコのプラハに行った写真が出てきたので書いてみました。
記録色と記憶色”>記録色と記憶色
カメラ用語に記録色と記憶色という言葉があります。
記録色とは
カメラのセンサーが保存した、機械が再現したそのままの色
記憶色とは
頭の中に残っている、イメージとしての色
カメラメーカーで言えばNikonは記録色寄り、Canonは記憶色寄りなんて言われます。
記録色で残された現実の世界は、自分の脳に残っているほど鮮やかではなかったりします。
空はもっと青かった、桜はもっとピンクだったなどなど・・・
人は思っている以上に記憶を美化します。
以前の記事でも少し書きました
ただ、同じものを見ても人それぞれ感じ方が違うので記憶色は違うはず(さらに記憶なんて曖昧なので)
そんな意味ではカメラの記憶色も、自分の記憶色とは違いが出るはずです。
感動した風景やその空気感を伝えるには、自分の感覚を頼りに写真のレタッチで表現した方がイメージに近づくのではないでしょうか。
10年前に行ったチェコ共和国”>10年前に行ったチェコ共和国
10年以上前にチェコのプラハに一人旅をしたことがあります。
チェコ?どこ?って人が多いと思いますが、ドイツとオーストリアに挟まれたヨーロッパの小国です。
近隣のドイツやオーストリアに行くこともなく、チェコだけでしばらく過ごしました。
当時おばあちゃんからもらったデジカメを持って。
SONY サイバーショットDSC-P100(製品ページ見つけた!)
- 510万画素(ガラケーかよ)
- カールツァイスのレンズ(今知った)
- メモリースティック仕様(懐かしい)
今のスマホの方が断然スペックは上
当時撮影した写真は、今となってはかなりデータ量の小さい写真ですし、JPEG撮影なので限界がありますが、敢えて今10年前の写真をレタッチして記憶色で仕上げてみます。
使ったソフトはLightroom、もしくはPhotoshopです。
チェコの記録と記憶の写真フォトレタッチ”>チェコの記録と記憶の写真(フォトレタッチ)
分かりやすい様に撮って出しの写真と一緒に並べます。
左が編集後の写真、右が編集前のカメラで撮っただけの状態です。
ここはプラハの中心街。天文時計の塔。この下に大きな時計があります。
不謹慎かもしれませんが、墓地が面白い。かっこいいお墓や雰囲気のある場所が沢山あります。
一番行きたかった場所がここ。チェコの有名な映画監督のヤン・シュヴァンクマイエルのギャラリー。ギャラリーでもあり家でもあります。
ヤン・シュヴァンクマイエルといえばアリスが有名
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プラハから電車で移動して、クトナー・ホラという町へ
ここには有名な人骨だけで装飾された教会があります。
シャンデリアも紋章も、見渡す限り全て本物の人骨!
本家のサイト
クトナー・ホラは観光地って感じでもないのでコストニツェ以外に行く人はなかなか少ないかもしれませんが、こんな面白い場所があります。それが「錬金術ミュージアム」
実際に昔チェコでは錬金術師や占星術師が研究を進めていたことがあったそうで、錬金術の本場とも言えます。
鋼の錬金術師が好きな方はぜひ(今もあるかは不明)
とにかくビールの消費量が多いチェコ。水より安いです。
これは屋台で飲んだビール
チェコは海がないのも関係してか肉料理が多いです。
これはまじで人生で一番美味しかった屋台のソーセージ
許可を頂いて撮影させてもらったかわいいおじいさん。
最近FENDIから帽子傘が出て話題になりましたが、このおじいさんは先取りしていたみたい。
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カメラの使い方も分からず、オートでシャッターを押しただけの、ただの昔の記録写真ですが、ヨーロッパ補正と思い出補正の重ねがけでなんかそれっぽく見えます。
レタッチで当時の空気感を出せたかな。(結果的に全然いじってないのもありますが)
2000枚以上の写真がありますが、見返すとブレブレの写真が多くってがっかり。
当時の自分にこの記事を読ませてやりたい。
過去の記録が記憶として蘇る”>過去の記録が記憶として蘇る
当時は何も考えず、ただ行きたいだけの気持ちで行きましたが、今でも鮮明な記憶として自分の中に残っています。
写真のレタッチは、記憶色で当時を思い出す重要な1つの方法だと思います。
最後に”>最後に
チェコ・プラハは本当に感動するくらい良い街でした。
いつかもう一回行きたい!
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