昨日の突然のIDコールを頂き、基本フットワークは軽いスカイフィッシュ。
ノリで写真を加工したのですが、せっかくなので加工方法をご紹介します。
(やったぜ!ブログネタにさせてもらおう!)
Photoshopでペーパークラフトを本物の飛行機に仕上げる画像加工
もともとは和歌地ビール (id:wakajibi2)さんから頂いた(?)画像です。
ビールさんはペーパークラフト神業職人さん。
これほんとに紙なの?ってぐらいスゴイ作品を沢山公開されています。
僕からするとブロガーとしても大先輩です!
ちなみに・・・
今回の写真加工方法は一見すると限定的な使用方法に見えますが、
応用すれば色々な写真の合成などにも使えるはず。
ぜひ興味のある方はチャレンジしてみて下さい。
Before-After”>Before After
昨日のブログにもアップしましたが完成前と完成後はこんな感じ
ビールさんにご自由にと言われたので、ほんと勝手なイメージで仕上げました。
ってか、そもそもペーパークラフト自体がすごい!
それでは順を追って今回の編集方法を紹介します。
画像加工で用意するもの”>画像加工で用意するもの
- 元画像 (本来であれば高画質であるほど良い)
- PC
- Adobe Photoshop CC (PCソフト)
以上。
僕はAdobe Creative Cloudコンプリートという全てのソフトが使えるプランにしていますが、
Photoshopメインであればこのフォトプランがオススメです。
あとAdobeのサイトで体験版も試すことができます。
画像の切り抜き”>画像の切り抜き
最初にPhotoshopを起動したらメインとなる写真を開きます。
で、ヒモを消したり、飛んでる様にしたいので、飛行機だけを切り抜きます。
切り抜きの方法は以下の記事でご紹介しています。
そして、この切り抜きが超重要!
ここを適当にすると仕上げが綺麗にいきません。
(世の中の画像とかで、切り抜きが雑な残念なものを割と目にします)
上の過去記事で紹介した様に、ペンツールのパスを使い切り抜きます。
僕は基本(物によるけど)自動選択系のツールはあまり使いません。
切り抜きが完成。慣れれば簡単。
飛行機の境界線は0.2ピクセル程ぼかしています。
コピースタンプツールで余計なものを消す”>コピースタンプツールで余計なものを消す
次に余計なものを消していきます。
綺麗に飛行機は切り抜けたのですがヒモが機体に被っています。
(矢印の先の斜めの線がそれ)
方法はいろいろあると思いますが、僕はコピースタンプツールを使います。
過去記事にてコピースタンプツールの使い方を説明しています。
結構地味なんですがコツコツやるのが、綺麗に仕上げるポイント。
急ぎでやった為、これだけ拡大すると違和感ありますが・・・
後でアナログっぽくするし、まー良しとします!
煙の様な雲の背景作り”>煙の様な雲の背景作り
飛行機が終わったので、次は背景です。
この戦闘機の時代背景とか歴史とかは全く無知なので・・・(サーセン)
戦闘機っぽく弾幕とか、煙の中をイメージして飛ばしてみます。
(ビールさんは日本の森林上空をイメージしたらしい笑 イメージなのでなんでもOK)
実はこれ意外と簡単です。
飛行機の下に新規レイヤーを作ります。
(ここではレイヤー4という名前)
背景色、描写色を白黒にする。
これは白と黒を反転しても良し。結果が若干変わるのでお好みで。
フィルター > 描画 > 雲模様1 を選択
するとこんな感じに
好みによりますが、ここでさらにその上にフィルターの雲模様2 を適用すると
こんな風になります。
あと一応ですが、
先ほど背景色、描写色を白黒と書きましたが、
別の色にすると・・・
こんな感じにもできます。
GoogleのNik-Collection-を使う”>GoogleのNik Collection を使う
上の加工の結果
いいんですが、飛行機と背景の質感が違うので
飛行機の雰囲気を出す為、Nik Collectionを使います!
Nik CollectionとはPhotoshopのプラグインのことで(Lightroom版もある)
沢山のエフェクトで、手軽に雰囲気をいい感じにすることができます。
もともとは有料のソフトでしたが、Googleが買収して無料のソフトになりました!
ぜひPhotoshopやLightroom使ってる方はダウンロードしてみて下さい。
(今のところNik Collectionは上のGoogleサイトでダウンロード出来ますが、Googleでは開発が終了しています。今後はGoogleに代わってDxOが開発をするとのこと)
Nik Collectionは7つのソフトの総称で、それぞれ出来ることが違います。
インストールするとこんな感じ
今回はその中で
モノクロ画像の加工ができるSilver Efex Proと
アナログ風の画像加工ができるAnalog Efex Proを使います。
モノクロ写真に仕上げるSilver-Efex-Pro”>モノクロ写真に仕上げるSilver Efex Pro
飛行機だけにモノクロ変換ツールのSilver Efex Proを使います。
もともとモノクロじゃないの?って思うかもしれませんが、モノクロといっても
ハイライトやシャドウ部分、コントラストが違うと全く違うイメージになります。
今回の飛行機は、戦闘機ということでコントラスト強めでかっこいい感じにします。
たくさんのプリセットがあるし、調整もできるので
自分のイメージに合わせて調整します。
飛行機にエフェクトをかけ、背景と並べてみました。
うんうんいい感じ!
飛行機が飛んでいる様な残像の作り方”>飛行機が飛んでいる様な残像の作り方
いい感じにはなったんですが、上の写真だと、なんだか煙の上に飛行機がただ乗っかっている様な印象。
飛行機に動きを出す為に残像を描きます。
具体的にはSilver Efex Proで仕上げた飛行機をコピーし、すぐ下に配置します。
コピーした飛行機に、
フィルター > スマートフィルター用に変換(あとでやり直ししやすい為)
フィルター > ぼかし >ぼかし(移動)
角度は飛んでいる角度、距離は適当笑
こんな感じでブレたレイヤーを作ります。
ブレたレイヤーは自然に馴染ませる為、不透明度を下げ薄くします。
ブレたレイヤーと背景だけだとこんな感じ
で、さらにこのブレたレイヤーをコピーして、すぐ下に配置。
下の新しく作ったコピー2のぼかし(移動)をダブルクリック
ぼかし(移動)を編集します。
先ほどとは距離だけ変えます。
ブレたレイヤーだけ重ねるとこんな感じに
メインの機体を表示し、下のコピーは動いている感じを出す為、数ピクセルだけ右上にずらします。
これで残像の追加完了!
え?分かりにくいって?
このくらい微妙なさじ加減ぐらいでいいんです!
不透明度やぼかし移動の距離なんかは、背景との相性もあるので色々試してみるといいです。
あまり目立たない部分ですが、ここもちゃんと描写しておくことで仕上げが変わります。
Analog-Efex-Proを使ってアナログの質感を出す”>Analog Efex Proを使ってアナログの質感を出す
ここでNik Collectionに戻ります。
Analog Efex Proを使って、昔の写真の様なアナログな雰囲気に。
ここでも様々なプリセットから選んだり、細かな調整ができます。
今回はあえてノイズを加えて、古い映像をイメージしました。
完成”>完成
以上の流れで完成です。
大切なのは自分のイメージに近づけるということ。
編集する前に、予めこうしたいというイメージを自分の中に持っておくことで
早く正確に編集ができる様になります。
ただ、このPhotoshopの使い方は学校とか行ったわけでは無く基本独学なので、正直正しいか分かりません笑
もしこうやった方が簡単だよとか、こういう方法もあるよって方がいたらコメントお願いします!
最後に”>最後に
今回急なIDコールだったのでこんな流れでしたが、
もっと背景を工夫したり、機体を汚してみたり、煙に包まれてみたり、色々できるかなと思います。
何はともあれ素材の飛行機がめちゃ完成度高いんで加工しやすかったのが一番!
ビールさんありがとうございましたー!
ブログネタまで頂き笑
Photoshopの可能性は無限大です!
ぜひチャレンジしてみてね!
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