
SIGMAのAPS-C用のレンズ18-35mm F1.8 DC HSM Artを導入
購入した理由と使用レビューについて
【SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art】BMPCC4Kの動画撮影用に用意したズームレンズの使用レビュー
シネマカメラのBlackmagic Pocket Cinema Camera 4K用(BMPCC4K)のレンズとして購入しました。
つまり動画用に購入したことになります。


SIGMA-18-35mm-F18-DC-HSM-Artのスペック”>SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Artのスペック

| レンズスペック | |
|---|---|
| レンズ構成枚数 | 12群17枚 |
| 画角 (DC) | 76.5° – 44.2° |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 (円形絞り) |
| 最小絞り | F16 |
| 最短撮影距離 | 28cm |
| 最大撮影倍率 | 01:04.3 |
| フィルターサイズ | φ72㎜ |
| 最大径 × 長さ | φ78㎜ × 121.0㎜ |
| 質量 | 810g |
SIGMA-18-35mm-F18-DC-HSM-Artを選んだ理由”>SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Artを選んだ理由
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSMを選んだのは、この様な理由です
- SIGMAのArtレンズの描写力
- インナーズーム
- 広角から標準域
- F1.8通しの明るいズームレンズ
- レンズの見た目
SIGMAのArtレンズの描写力
SIGMAのArtレンズと言えば、その高い描写性能
あらゆる設計要素を最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発、高水準の芸術的表現に応えうる、圧倒的な描写性能。シグマの新しいプロダクト・ライン“Art”ラインのレンズは、高度な要求水準を満たす、圧倒的な描写性能で、風景、ポートレート、静物、接写、スナップをはじめ、作家性を生かした写真づくりに適しています。作品世界をつくり込むスタジオ撮影や、建築、天体、水中などあらゆるジャンルでの表現にも応えます。
特長 | 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | プロダクト | レンズ | SIGMA GLOBAL VISION

インナーズーム
インナーズームとは、ズームした時にレンズの筒が伸びない仕様のこと
分かりやすいのが下の写真
- 右が今回のSIGMA 18-35mm
- 左は普通のズームのSIGMA 24-105
それぞれ広角側にした状態

望遠側にズームすると一目瞭然
24-105は大きく伸びるのに対し、18-35は変わりません。

今回の動画用に使う上でインナーズームが良かった理由
それは電動ジンバルのRonin-Sに乗せて、フォローフォーカスをしたいから。
マニュアルフォーカスのリングにフォーカスモーターを取り付けて、ピントの調整をするためです。

手元のホイールでピントの調整をします。


普通のズームの場合、筒が伸びてしまってフォーカスリングの位置が変わってしまうのでフォローフォーカスでズームができませんが、インナーズームの場合には位置が変わらないのでフォローフォーカスをしてもズームが可能です。
広角から標準域
BMPCC4Kはレンズアダプターを使用してEFレンズを取り付けています。


レンズアダプターにはガラスが入っているので、焦点距離が変わる仕組み
18-35mmの焦点距離は約25.5-49.7mmになります。
この画角は個人的にとっても使いやすい焦点距離で使い勝手が良さそうです。
詳しくはこちらの記事で
F1.8通しの明るいズームレンズ
やっぱり明るいレンズは正義!
ズームでF1.8の明るさは非常に使いやすい!

しかもレンズアダプターをつけると、なぜか開放値が明るくなります。
僕のレンズアダプターだとF1.8のレンズがF1.3に!?
(正直原理が分かりませんw)


ネットの情報によると、高価なMetabonesのレンズアダプターだとこのレンズ、F1.1になるそうです!!
レンズの見た目
最終的にSIGMAのレンズを選ぶのは見た目

マジでかっこいい!
シンプルだけど重厚感があって、ずっと見てられる。
810gというAPS-C用のレンズとしてはずっしりとした重みも、まぁArtレンズだしね!という感じでなぜか許される存在です。
BMPCC4Kにセッティング”>BMPCC4Kにセッティング

BMPCC4Kにセッティング
BMPCC4K自体、全然ポケットじゃないサイズ感ですが、このレンズを付けるとさらに存在感が増します。






さらに電動ジンバルのRonin-Sに設置


SIGMA-18-35mm-F18-DC-HSMを使用してみた”>SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSMを使用してみた
実際に使用してみました。
Twitterにアップしたタイムラプス動画はこちら
Blackmagic RAWでタイムラプス#BMPCC4K #RoninS pic.twitter.com/TGvPgLYUhF
— スカイフィッシュ🐟💨ドローン (@drone_skyfish) 2019年4月2日
動画の編集とアップが大変なので、撮影した映像のキャプチャ(やっつけ)








BMPCC4Kで写真を撮影してみる”>BMPCC4Kで写真を撮影してみる
BMPCC4Kは動画だけでなく、普通に写真も撮影できます。
18-35mm F1.8 DC HSMで写真を撮ってみました。
一応ですが、BMPCC4Kの写真はRAWのDNGファイルで収録されます。
JPEGではありません。


フルサイズミラーレスに使ってみる”>フルサイズミラーレスに使ってみる

このレンズはセンサーサイズがAPS-C用のレンズのため、フルサイズのカメラで使うことは想定されていません。
フルサイズセンサーの方が大きいので、小さいAPS-C用のレンズを使うと周りが黒くケラレてしまいます。

ですが、フルサイズにも装着することはできるので実際に試してみました。
SONY α7RIIIに取り付け


見た目はかっこいい!


では実際に撮影するとどうなるのか?
焦点距離18mmで撮影するとこうなります。
これがケラレという現象

で、なんでα7RIIIを使ったかというと、 α7RIIIにはAPS-Cクロップという機能があり、カスタムボタンに設定すればAPS-Cの画角で撮影できます。
もともと4240万画素の高画素カメラですが、クロップでは1800万画素に。
十分実用的なサイズです。
実際に上の写真と同じ条件で、APS-CクロップをONにして撮影した写真がこちら

ケラレてない!これ普通に使える!
ちなみに使ってみて気付いたのですが
焦点距離18mm(APS-Cクロップで撮影)

焦点距離35mm(APS-Cクロップで撮影)

同じ条件でフルサイズセンサーのまま撮影
焦点距離18mm (フルサイズで撮影)→ケラレる

焦点距離35mm (フルサイズで撮影)→ケラレない!?

フルサイズセンサーの状態でも、焦点距離によってはケラレないで、ほんと普通に使えました。
フルサイズカメラでも普通に使えてなんか得した気分
大好きなArtレンズの描写力

アップしてトリミング↓↓↓

Artレンズのこの描写力よ・・・
毛の一本一本まで解像しています。
ちなみにこの写真は本物の熊の耳です🐻


最後に”>最後に
18-35mmがやってきて、また手持ちのArtレンズに仲間入り
僕の場合、今回のレンズはBMPCC4Kで使うための動画用に購入しましたが、当然ながら写真でもおすすめできるレンズです。
広角から標準域の使いやすい画角で、F1.8の明るいレンズ
めっちゃかっこいいし、キレッキレの描写力!
- BMPCC4Kに
- APS-Cのカメラに
- クロップ機能のついたフルサイズカメラに
おすすめです!
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