こんにちは、ブロガーの スカイフィッシュです🐟💨
先日、ハワイでドローンを使いました。
ハワイに持ってきたドローン
・Mavic2 Pro
・Mavic Mini pic.twitter.com/tdAze164Jk— スカイフィッシュ🐟💨ドローン (@drone_skyfish) 2020年1月5日
日本同様、アメリカでもドローンの規制、ルールがあります。
僕が実際に行った申請と、おすすめの方法を紹介します。
これから旅行でハワイやアメリカ本土でドローンを飛ばしたい!と思っている方はぜひ参考にしてみて下さい。
【FAA】ハワイ(アメリカ)でドローンを飛ばすための方法と注意点、規制区域について【実際の申請方法】
アメリカでドローンを使用する方法について、実体験を元にまとめました。
アメリカのドローン規制について
とりあえずアメリカでのドローンルールを知っておきましょう。
トラブルが起きてからでは遅いので、あらかじめルールを把握しておくことが大切です。
重要
以降、FAA という単語が出できます。
FAAとは 「アメリカ連邦航空局」のことで、アメリカの航空輸送の安全維持などを管理している政府組織。
ドローンの規制や管理もしています。このFAAにドローンの使用申請を行います。
(日本の国土交通省に近いかも。)
アメリカのドローンルール”>アメリカのドローンルール
アメリカにはどんなドローンルール、ドローン規制があるのか?
DJIのページに記載があります。
https://www.dji.com/jp/flyingtips/us
翻訳してみると・・・
主な内容はこちら
ざっとこの様なルールがあります。
- 重量が0.55ポンド(250g)を超える場合は、FAAのWebサイトで航空機を登録する
- 120m(400フィート)以下でドローンを飛ばす
- ドローンを視界内に収める
- FAA空域の制限に注意する
- プライバシーを尊重する
- 他の航空機、特に空港の近くを飛行しない
- 人々の集まり、公共のイベント、スタジアムを飛び越えない
- 火災やハリケーンの復旧などの緊急事態の近くを飛行しない
- 薬物やアルコールの影響下で飛行しない
- 重量が0.25 kgを超える大型航空機を飛行する前に、現地の規制を確認するか当局に相談する
詳しくはFAAのサイトでも確認できます。
申請が必要なドローン必要ないドローン”>申請が必要なドローン、必要ないドローン
250g以上のドローンは申請の必要あり、
250未満のドローンは申請の必要なし!
つまり
申請の必要がある機種
- Inspire2
- Phantom4 Pro
- Mavic Pro
- Mavic Air
- Mavic2 Pro
- Mavic2 Zoom
- Spark
etc…
申請の必要がない機種
- Mavic Mini(海外版249g、日本版199g)
- Tello (80g)
etc…
Mavic Miniの他、おもちゃの様なトイドローンは申請必要なし
これは中国と似た様なルール
中国でもTelloは申請無しで使えました。
飛行禁止マップ”>飛行禁止マップ
空港周辺、軍関連施設などは飛行禁止です。
飛行禁止エリアもDJIのサイトで確認できます。
https://www.dji.com/cn/flysafe/geo-map
選択地域と機種を選択すると、実際のマップに飛行禁止エリアが表示されます。
下はハワイのオアフ島のマップを表示したところ。
飛行禁止エリアや高度制限空域がぱっと見で分かりやすく表示されます。
また、FAAが推奨しているのが B4UFLY というスマホアプリ
アプリで簡単にアメリカ内の飛行禁止エリアの確認ができます。
アプリ内でハワイのオアフ島を表示
実際にハワイ滞在中はこのアプリを活用しました。
ドローンを飛ばすためのFAA申請方法
それでは250g以上のドローンの申請方法を紹介。
おおまかな流れとしては、FAAのサイトで以下の手続きを行います。
- 申請者の登録
- 機体の登録
- 登録料の支払い
- 申請番号の発行
DJI Mavic2 Proを登録したので、その時の流れを実際の画面とともに解説します。
申請に必要なもの”>申請に必要なもの
申請に必要なものはこちら
- クレジットカード
登録料として5ドルが必要です。
これをFAAのサイト上でクレジットカードで支払う必要があります。
(レートによりますが、実際の引き落とし額は557円でした)
あると便利なもの
- マスキングテープ
マスキングテープは申請完了後に必要となります。
(マスキングテープは必須ではないけどおすすめです)
FAAへの申請”>FAAへの申請
FAAの申請画面に進みます。
この中の赤枠の箇所
「I fly under Part 107 oras a Public Aircraft」を選択します。
アメリカの法律のPart 107にのっとってドローン使いますよーということ(多分)
次にアカウントを作成します。
- メールアドレス
- パスワード(8文字以上、大文字、小文字、記号、数字を使う)
- もう一回パスワード入力
「Create Accout」のクリックで問題なければ、登録したメールアドレスにFAAからメールが届きます。
メール内にリンクが記載されているので、リンクをクリックしてログインします。
(このリンクのクリックで正式にアカウントが有効に)
次に申請する人の情報を入力します。
赤字部分が必須の箇所
電話番号は頭の0を取って入力
例えば固定電話の場合 「03-1234-5678」 → 「3-1234-5678」
携帯電話の場合「080-1234-5678」 → 「80-1234-5678」
又、メールアドレスはFAAアカウントを作ったメールアドレスとは別のものでないといけません。
そのまま下に進みます。
FAAアカウントに使う名前を、申請者と同じ名前でよければ赤丸の部分にチェックマーク入れます。自動で名前が入力されます。
下は一般的な海外通販と同じ様に住所を入力
一番下は郵送物の受け取り先住所。
基本、何か送られて来ることはないと思います。先ほど入力した住所でよければ赤丸の部分にチェックマークを入れます。
全て入力が終われば一番下の「Proceed to Dashboard」をクリック
ダッシュボード画面に移行
左側の「Manage sUAS Inventory」で機体の登録をします。
「Add UAS」をクリック
ポップアップ画面が表示されます。
UAS TYPEは「Purchased」選択する。(市販の製品という意味)
ニックネームは適当に。
ほとんどがDJIの製品だと思います。メーカー名や機種名を入力。
シリアルナンバーは本体に記載があります。(Mavic2の場合は本体内側とアームの内側にあり)
実際に入力した画面はこちらです。
これで「Add UAS」をクリックで入力完了
ショッピングカート?の画面になります。
1機につき5ドル。おそらく複数申請するのであれば、その分申請費用が必要に。
問題なければ「Checkout」をクリック
決済画面に移行します。
FAAの規約を守ってドローンを使う的な注意事項を確認
チェックマークを入れ進みます。
カード情報入力画面です。
カード番号、セキュリティコード、有効期限を入力
請求先住所が同じであればチェックマーク入れるだけでOK
次に進むと
支払い内容の一覧が表示されます。
問題なければ「Pay」で決済
無事に決済完了です。
この画面が出たら申請手続きは完了しました。
FAAから、この様な証明書が発行されます。(有効期限は3年間)
ドローンを使用する際にはこの証明書の携帯が必要です。
お疲れ様でした!
機体への証明書番号の記載”>機体への証明書番号の記載
手続きは完了したのですが、最後に忘れてはいけないのが
機体への証明書番号の記載
機体の表面に証明書番号のFAから始まるコード(Certificate Number) を記載する必要があります。
機体に直接書いたりしてもいいっぽいんですが、おすすめなのがマスキングテープ。
マスキングテープは、ある程度粘着力があり、剥がす時に後に残らないので丁度いい。
(普通のテープだと剥がしづらい)
特にこの無印良品の3色セットのマスキングテープが、粘着力も丁度よくて、色もMavic2に合っているのでおすすめです。
ハワイ(アメリカ)でドローンを飛ばすには、FAAというアメリカの機関に事前に申請する必要があります。
FAAから発行されたシリアルコードを機体に記載する。
写真はMavic2 Proにマスキングテープでコードを貼り付けたとこ。250g以下のMavic Miniは対象外なので必要なし。 pic.twitter.com/9DPfqyyQCK
— スカイフィッシュ🐟💨ドローン (@drone_skyfish) 2020年1月9日
カモ井でもOK
アメリカに飛行機でドローンを持ち込む方法
海外にドローンを持っていく際の注意点。
今まで何度もドローンを持って飛行機で移動しているので、注意することはここだけ。
ドローンのバッテリーは手荷物にすること
バッテリーの大きさによっては個数制限や持ち込めない場合もありますが、経験上DJIのMavicやPhantomのバッテリーであれば特に問題無し
正確には、各航空会社によって細かな点が違うので、不安な場合には各窓口にお問い合わせ下さい。
本体は手荷物でも、預け入れでも、どちらでも大丈夫です。
ただ、預け荷物の場合はかなり雑に扱われると思うので、しっかりした梱包は必須です。
詳しくは ドローンの飛行機への持ち込み方 を参考に
ハワイで実際に飛ばしてきた記録
それでは実際にハワイのオアフ島で撮影した映像を紹介
ホノルルのワイキキビーチではドローンの使用は禁止されています。(人がたくさん集まる場所のためかな)
隣のクイーンズビーチ辺りは使用可能だったので、そこから飛ばしました。
Mavic Miniで撮影
Mavic Miniは破格の値段と手軽さで大人気の機種ですが、これから始めるならほんとこれでいいよな〜と実感。
Mavic Mini からのワイ🐟 pic.twitter.com/vRBPDin6BR
— スカイフィッシュ🐟💨ドローン (@drone_skyfish) 2020年1月11日
Sandy Beachで撮影
— スカイフィッシュ🐟💨ドローン (@drone_skyfish) 2020年1月11日
申請したMavic2 Pro
RAWで写真撮影できるので、Lightroomで簡単に現像
シネマライクにティールアンドオレンジ風にしてみました。
先程のMavic Miniとはまた違った印象に。
🌊🏄#Mavic2Pro pic.twitter.com/65g3L2ytKL
— スカイフィッシュ🐟💨ドローン (@drone_skyfish) 2020年1月10日
🌊🌊🏄#Mavic2Pro pic.twitter.com/mcyjD4Id8w
— スカイフィッシュ🐟💨ドローン (@drone_skyfish) 2020年1月11日
あぶね🐟💦💦💦#Mavic2Pro pic.twitter.com/9BAu3JYYU0
— スカイフィッシュ🐟💨ドローン (@drone_skyfish) 2020年1月10日
その他、ハワイとドローンの写真と映像
ハイパーラプス撮影中
こうなるからマジ注意 pic.twitter.com/EIGyGFIXYi
— スカイフィッシュ🐟💨ドローン (@drone_skyfish) 2020年1月12日
オアフ島をレンタカーで一周
風の中、がんばるMavic Mini
オアフ島1周のドローン映像をまとめました!
HAWAII Sky Trip(DJI Mavic 2 Pro/Mavic Mini/Osmo Action)
アメリカでドローンを飛ばすためのまとめ
- 250g以上の機体は申請必要
- FAAにアカウント作成
- FAAに機体登録
- クレジットカードで登録料の支払い
- コード発行の確認
- コードをドローン本体に記載
- ドローン使用時は証明書の携帯
最後に
以上、アメリカ、ハワイでドローンを飛ばすための手続きとその内容の紹介でした。
注意点としては、今後法律の改正やルール変更の可能性が0では無いということ。(2020年1月の情報です)
又、州や地域によっては独自の規制がある可能性も。
実際に行かれる場合には自分で現地の最新の情報を確認して下さい。
それではドローンで快適な空の旅を!
スコールが多かったのもあって、何度も大きな虹に遭遇#Mavic2Pro pic.twitter.com/Nwfoh5lMVP
— スカイフィッシュ🐟💨ドローン (@drone_skyfish) 2020年1月12日
HAWAII Sky Trip(DJI Mavic 2 Pro/Mavic Mini/Osmo Action)
【関連記事】
ハワイで撮影した映像を紹介!
海外での使用でおすすめなドローン
中国でドローンを飛ばす方法
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