DJI Mavic3 Cine レビュー!Cineを買ってはいけない理由!

Mavic3 cine

こんにちはブロガーのスカイフィッシュ(@drone_skyfish) です。

Mavic3 Cine を実際に一通り使ってみて、良かったところ、そしてイマイチなところを紹介。

紹介するマイナスな点が気になる方は、Mavic3 Cineではなく、通常モデルのMavic3を買ったほうが幸せかも?

※追記 Mavic3 Classicが登場!

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動画でも公開しているのでぜひ見て下さい!

目次

Mavic3の良かったところ

まずはMavic3、Mavic3 Cineの良かった点、優れている部分を紹介します。

機体の見た目

DJI Mavic3 Cine

純粋にかっこいいw さすがフラッグシップといった印象です。

どことなくInspire2の雰囲気に似ている高級感ある機体デザインで、見た目からもAir2SやMini2とは別格なモデル。

映像は本当に綺麗

Mavic3 Cineに搭載の目玉機能と言えば Apple ProRes 422 HQ で撮影可能なカメラ性能。

ハッセルブラッドの4/3センサーと10bit D-Logにより、夜明け、夕暮れ時のコントラストの強いシーンや陽の落ちてきた薄暗い中での撮影でも、非常に繊細な描写で美しい映像を記録します。

DJI Mavic3 Cine

空からだけでなく、地上でそのまま使えるほどの映像クオリティです。

せっかくカメラ性能が優れているので、実際にカメラ用ジンバルに無理やり載せて撮影してみましたが、ドローンで撮ったとは思えない映像に。

DJI Mavic3 Cine

個人的にお気に入りのカットはスローモーションで撮影した焚き火のシーン。

空撮だけでなく手持ちでも使える、そんなカメラ性能です。

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望遠カメラがすごい & 便利

35mm換算で162mmという超望遠カメラに簡単に切り替え可能

動画ではD-Logは使えずノーマルのみ、設定はシャッタースピードなども設定出来ずオートのみです。写真ではRAWは使えずJPEGのみ。

この様な制限のある望遠カメラですが、映像のアクセントとしてはかなり使える性能です。

お世辞にもめちゃくちゃ綺麗な映像とは言えませんが、ハマれば映像を編集する上で、もう1カメ増える感覚。

Mavic3 Cine

使用の注意点としては望遠の時にピント合わない?合いづらい?点です。

オートフォーカスにしておくと、環境や被写体によってはなかなかピントが合ってるかわからないことも。

個人的には、望遠の時はマニュアルフォーカスの方がいいと思っています。

無限遠に合わせておけば、望遠のときは基本ピント合います。

DJI Mavic3 Cine

望遠を使用して撮影した映像

静止画も美しい

映像が美しいので当然ですが、静止画も息を呑む美しさ。

繊細な空のグラデーションから、光のあたるハイライト部分、影の落ちたシャドウの黒、ハッセルブラッドを搭載した、まさに空飛ぶカメラと言った印象です。

望遠カメラはオートのJPEGのみですが、それでもシーンによっては十分に使えるクオリティ

ドローンで手軽に162mmが選べるってヤバいです…!

飛行は安定している

ここ最近のドローンは本当に飛行が安定しているのですが、またもう1ランク安定感が増した気がします。

どのくらい安定しているかと言うと、ドローンでスローシャッターの撮影ができるくらい!1〜2秒は全然余裕でいける感じ。頑張れば5秒のシャッタースピードでも成功!

とにかく安定感が半端ない…!

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フライト音は静か

Mavic3 Cine

今回のドローン、非常に静かなフライト音で驚きました。他のドローンと比べても威圧感がかなり少ない。

ドローンの使用の際には周囲に気を使って飛ばしますが、フライト音が静かなため、そんな精神的な負担を軽減してくれます。

フライト時間長い

DJI Mavic3 Cine

フライト時間はカタログスペックでは46分!実質のフライト時間は30分ほどは余裕でいけます。

今までのドローンと比べると、かなりフライト可能時間が増えています。

フライト時間が伸びることで、チャンスが増える他、構図を決める時間も作れたり、撮影に余裕が生まれ、安定した撮影が出来る様になります。

送信機が使いやすい

Mavic3 Cine

専用送信機のDJI RC Proの画面が見やすく、晴天でもそのまま使えるほど。ドローンから送られてくる映像を美しく映し出します。

DJI FPVのスティックと同じ、細めである程度テンションのかかるスティックで個人的に使いやすいと感じました。細かな操縦もとてもやりやすい。

DJI RC Proの存在が、Mavic3 Cineでの撮影クオリティーを上げてくれるのは間違いないです。

内蔵SSD1TB

Mavic3 Cine

CINEの場合、内蔵SSDに1TBの容量が搭載されています。

(その分Apple ProRes 422 HQがデータ大きいということでもありますが)

内蔵に1TBもあるので、Mavic3 CineではマイクロSDカードを使わないで、そのままSSDのみで運用しています。

付属の高速データ転送ケーブルを使うと、あっという間にデータの移動ができました。

たしか300GBのデータを外付けのSSDに移行するのに12分くらいで完了しました。

イマイチなところ

打って変わってイマイチなところ。

イマイチというか、Mavic3 Cineを買う前に気をつけるべきポイントも紹介します。

機体は重い

Mavic3 Cine

重量は重い・・・というかドローンあるあるですが、バッテリーが重い。

今までMini系やAir系を使っていると、かなりずっしりするかと思います。

データが重い

DJI Mavic3 Cine

特に5.1K 50fps、4K120fpsのApple Prores 422 HQはめちゃくちゃデータ大きい・・・

ドローンを買って終わりではなく、編集するPCも重要なので本当に注意。

DJI FLYアプリということ

シンプルな操作でいいのですが、細かな設定ができない点がマイナス。

これはDJI RC Proでも同様

DJI RC Proはダイヤルやボタンが沢山あるのに、設定できる項目は限られているが非常に残念です。

送信機はDJI RC Proのみ

DJI Mavic3 Cine

もしかするとこの送信機いらないと思う人もいるのでは?

単品で13万もするので、この送信機要らない人にはセット価格が高くなっている分、不要なケースも。

逆にこの送信機が使いたい人は、通常3と単品で別々に購入して使うこともできるので、個別に買える選択肢があるというのは嬉しいです。

個人的にDJI RC Proはおすすめなのですが。

広角レンズにフィルター付かない

DJI Mavic3 Cine

オプションの広角レンズを取り付けることで、15.5mmの超広角も使うことができるのも魅力。

ただし、この広角レンズにはNDフィルターが付けられない仕様なのだそう。

DJI Mavic3 Cine

つまり広角レンズは静止画用であり、動画用ではないということです。(動画が撮れないわけではないけど、シャッタースピードが調整できないので追い込んだ設定はできない)

動画性能がレベルアップした機体だけに、この部分が非常にもったいない作り。ND搭載可能なサード製の製品の登場を待つ方が良いのかも。

やはりこの辺り、レンズ交換自体ができるInspire2の方が優れています。

CINEの単品売りない

Cineのプレミアムコンボセットのセット内容に問題あり。単品で買える選択肢が欲しかった。

セットになっている専用バッグは単品価格3万円!

正直使わないですし、これをセットから外してくれたらもっと安くなるのに・・・

NDフィルターは合計で8枚セット

内4枚は限定的な使い方しかない、かなり濃いめのフィルター。これも4枚セットで2万円近くします・・・

この辺り、セットにしなくてもいいのに・・・って普通に思います。

価格が高い

DJI Mavic3 Cine

頻繁に使うことが難しいドローンに約70万円という価格は、趣味レベルではなかなかハードルが高い製品です。

先ほども挙げたセット内容がかなり偏った内容になっているので、この辺りが改善されればもう少し買いやすい価格になったはず・・・

Apple ProRes 422 HQのみ ※追記あり

DJI Mavic3 Cine

Cineで使えるProResは、Apple ProRes 422 HQのみ

これはApple ProRes 422 の高データレート版

画質は圧縮され劣化するけれどサイズが軽くなるApple ProRes 422やApple ProRes 422 LTも選べると良かった。

アップデートでどうにかならないですかね?

アップデートでApple ProRes 422やApple ProRes 422 LTにも対応しました。

ProResのクオリティを選択可能です!

SSDは起動しないと認識しない

Mavic3 Cine

ドローンのから内蔵SSDからデータを抜き出す際に、付属の高速データ転送ケーブルをドローン本体に挿し、PCと直接繋ぎます。ですがこのままではSSDを認識しません。

これがかなり問題点で、データを移行させるためにドローン本体を起動させないといけません。これが地味にめちゃくちゃ不便。

自宅であればいいのですが、出先ではバッテリーを消費することにもつながるので、どうにか改善してほしいと切に思います。

Mavic3 Cine レビューまとめ

個人的にはCineで十分満足していますが、機能的にはMavic3でも十分すぎるクオリティです。

Cineになるとさらにオーバースペックに感じる人がいるはず。

どこまでの機能が必要なのか、メリットとデメリットを天秤にかけて判断してもらえればと思います。

とりあえず、Mavic3は間違いないドローンです!!

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