エンジェルズラダー(日本語では天使の梯子)と呼ばれる光芒の撮影について
ドローンとカメラを使って、幻想的な光芒(エンジェルラダー)を撮影する方法
エンジェルズラダー、エンジェルラダー、日本語では天使の梯子(はしご)と呼ばれる気象現象
名前は馴染みが薄いかもですが、厚い雲の切れ間から太陽の光が差し込むあれです。
幻想的な風景写真を彩る光芒
この光芒、俗称で薄明光線と言うそうです。
薄明光線(はくめいこうせん、英語: crepuscular rays)は、太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える現象の俗称。通常とは逆に、雲の切れ間から上空に向かって光が出ることもある。おもに、地上から見た太陽の角度が低くなる早朝や夕方に見られる。世界中の人々の間で美しい自然現象と認識されており、写真撮影における人気も高い。
名称は色々あり、
- 光芒
- 天使の梯子、天使のはしご
- 天使の階段
- ゴッドレイ
- ヤコブの梯子、ヤコブのはしご
- レンブラント光線
英語表記だと
- Angel's Ladder
- Angel's Stairs
- Angel's Stairway
- Jacob's ladder
- God Ray
こんなにも呼び方があります。
それくらい印象的だし、名前を付けたくなるほど素敵な現象ということですよね!?
先日、日本海側に行った時に偶然この「エンジェルズラダー」が発生していたので、持って行ったカメラとドローンで撮影しました。
その時の様子を紹介。
SONY a7Riii・SIGMA 35mm Art で撮影した光芒の写真
とりあえず写真をどうぞ!
撮影に使ったカメラはSONY a7Riii
レンズはSIGMA 35mm Art
この時は35mmの単焦点レンズしか持っていませんでしたが、
高画素機であればがっつりトリミングしても問題無し!
SONYの高画素カメラと、SIGMAの抜群の描写力のArtレンズの組み合わせは最強
Eマウントでは無く、Canonも持っているので、キヤノンEFマウントのSIGMAレンズ
SIGMAのマウントコンバーターMC-11を使って撮影します。
Phantom4 Pro で撮影した光芒の写真
ドローンで撮影した写真はこちら
ドローンを使えば、地上では出来ないアングルでの撮影が可能です。
実際に使用したドローンはDJI Phantom4 Pro
空撮をするなら間違いの無いベストドローン!
今まで撮影したエンジェルズラダー(天使の梯子)
ちゃんと見返したわけではないけど、これもエンジェルズラダーの写真
チェコのプラハ、モルダウ川に架かる有名なカレル橋を撮影したもの。
10年以上前にSONYのコンデジで撮影した写真です。
チェコの写真についてはこちらの記事をご覧下さい!
エンジェルズラダーを撮影する方法とポイント
エンジェルズラダーを撮影する方法、まずエンジェルズラダーに遭遇しないといけません。
厚めの雲があって、早朝か夕方で、空気が澄んでいる様な気象条件。
そして大体運です。
ということで偶然その場に遭遇したら、失敗しないエンジェルズラダーを撮影する際のポイント
アンダーめ(暗め)で撮影するのがおすすめ!
エンジェルズラダーは暗めの雲の間から射し込む光のコントラストが重要。
明るく撮ってしまうと、重要な光芒の魅力が引き出せません。
アンダーめ(暗め)に撮影するのが正解です。
出来ればRAWで撮影して、現像するのがベスト
時間との勝負!
常に流れて形が変わっていく雲
雲の切れ間から入ってくる太陽光は絶えず変化します。
今ある雲の形、今ある光の出方は一度のみ!同じものはありません!
限られた時間の中で、無駄なく撮影に挑みたいところ。
ズームレンズがあるといいかも!
エンジェルズラダーは場所によっても変わります。
エンジェルズラダー単体の空でも幻想的ですが、その下に街があったり、手前にアクセントになるものがあると、また違った印象になります。
限られた時間の中で、色んな構図で撮影するならズームレンズがあるとベスト
高倍率のズームレンズなら、色んな表情のエンジェルズラダーが撮影できます!
(今回僕は35mmの単焦点レンズ1本しか持ってなかった・・・)
例えばほんとざっくり望遠ズームレンズを挙げると
Canonのレンズ、焦点距離は100-400mm
NIKONの70-300mmのレンズ。比較的お手頃価格
SIGMAの100-400mmのレンズ。コスパ高いと評判
とってもお手頃価格の望遠ズームレンズはこちらがオススメ!
天気が悪い可能性もあり!
気象条件にもよりますが、厚い雲があるという事は、雨をたくさん溜め込んでいる雨雲の可能性が十分にあります。
大切な機材を守るため、突然の雨にも大丈夫な様に準備しておきましょう。
Peak DesignのこのSHELLとかオススメ!
機材をカバーで包み込んで、大切なカメラを水滴から守ります。
本当におすすめのカメラグッズメーカーPeak Designのまとめ記事はこちら
最後に
今回はエンジェルズラダー(光芒)の写真と、撮影についてでした。
エンジェルズラダーが発生するのは早朝や夕方が多いのですが、遭遇できるかどうかは運次第。
いつでも撮影できる準備はしておきましょうね!
【撮影に使用した機材】