すっかり馴染んだ言葉になった、
4K動画、4Kテレビ
身近なところだと
iPhone7等の最近のスマホは4K動画が撮影できます。
4Kって?という初歩的なところから、
ドローンで撮るならどうしたらいいの?という話。
ドローンで撮影するのなら画質は4K?HD?
ドローンで撮影可能な動画サイズについて
4Kとは”>4Kとは
初歩的な話からですが、
4Kとはざっくり言うと画面サイズのこと。
3840×2160ピクセル(それ以上もあるけど)の大きな画面のテレビや、
そのサイズに合わせた画像サイズのことです。
1000は1K(キロ)の単位で表示されるので、
3840(約4000) = 4Kということです。
4Kはサイズがそれまで綺麗といわれてきた
フルHD(1920×1080)の4倍の面積です。
ちなみにフルHDはブルーレイのサイズなので、
語弊があるかもしれませんが
4Kは、ブルーレイの4倍の繊細さを表示できることになります!
いかにすごいか、何となく分かと思います。
ドローンで設定する4KとHD”>ドローンで設定する4KとHD
一般的なビデオカメラやデジカメと同じで、
撮影可能な動画のサイズは細かく設定できます。
DJI製のドローンであれば、
Phantom4シリーズや、Mavicなら4Kで撮影可能です。
何がいいのか
分からな状態だと、とりあえず一番良い状態で撮ればいっか!
と、なりがちですが、一度よく考えた方がいいかもしれません。
下記はPhantom4 Proの動画のサイズに関する設定の一部です。
動画モード(H.264)
C4K:4096×2160 24/25/30/48/50/60p @100Mbps
4K:3840×2160 24/25/30/48/50/60p @100Mbps
2.7K:2720×1530 24/25/30p @80Mbps
2.7K:2720×1530 48/50/60p @100Mbps
FHD:1920×1080 24/25/30p @60Mbps
FHD:1920×1080 48/50/60 @80Mbps
FHD:1920×1080 120p @100Mbps
HD:1280×720 24/25/30p @30Mbps
HD:1280×720 48/50/60p @45Mbps
HD:1280×720 120p @80Mbps
DJI Phantom 4 Pro – スペック、FAQ、チュートリアル、ダウンロード
できるだけ分かりやすい様に色分けしてみました。
左の4K とかFHD(フルHD)、HDが動画の画面サイズの名称です。
赤い文字が実際の画面サイズのピクセル数です。
ピクセル数が大きければ、大きな画面で鑑賞することができます。
4Kの映像は本当に綺麗です。
ただ、鑑賞する画面が小さかったり、4Kに対応していないと
せっかくの4K動画の恩恵を得ることができません。
つまり現時点で、一般的には鑑賞できる場所が限られます。
青い数字がフレームレート。
前にも言いましたが、動画をパラパラ漫画に例えると
1秒間に何枚絵があるかということになります。
例えば(そのままですが)、24であれば1秒間に24枚、
60であれば1秒間に60枚という具合です。
/で区切られている中からフレームレートを選べます。
何が変わるかというと、動画の滑らかさが違います。
フレームレートが大きければより滑らかな映像になります。(よく言うヌルヌルになる)
但しその分、動画のサイズが大きくなります。
緑の数字のMbpsというのはビットレートといって
1秒間のデータ量を表します。
単純にこのデータ量が多ければ綺麗な動画になります。
これも大きければその分だけ重い動画になります。
(この表では最大ビットレートが記載していると思われます。)
4K:3840×2160 24/25/30/48/50/60p @100Mbps
赤い数字 画面の大きさ
青い文字 映像の滑らかさ
緑の文字 映像の綺麗さ
の部分に関係してきます。
なので、4Kだからいい!というわけではありません。
大きく綺麗な映像になるほど、データも大きく、扱いも大変になります。
ストレージ保管場所”>ストレージ(保管場所)
動画を撮影して必ず必要になってくる保管する場所。
上でも書きましたが、動画は綺麗な映像になるだけ、その分、情報量が多くなり大きなデータとなります。
撮影したすぐの状態では、ドローン本体のマイクロSDカードに保管されますが、すぐにいっぱいになることと思います。
下の写真は僕の以前ドローンで撮った4K動画の内容をスクリーンショット
たった1分半の動画で、なんと1GB以上にもなります!
分かりやすく比べると、2時間の映画のDVD1本あたりのデータ量は4GB〜8GBくらい。
いかに4Kのデータが重いかが分かるかと思います。
バックアップとして保管しておくために大きめのHDDは必要です!
4Kで撮る場合には最初1TB以上あるといいと思います。 (正直1TBでは足りませんが)
撮影後の動画”> 撮影後の動画
自分のドローンで撮影した映像を初めてみると
4K動画は、めちゃくちゃ綺麗で、
その光景と、自分で撮影したという満足感で本当に感動します。
ただ、その後のことを考えておかないと結構困ります。
4Kはサイズが大きいので
容量を食い
扱いにくく
編集も大変です。
そこそこのスペックのパソコンだと編集がめちゃくちゃ大変です。
パソコンのスペックによっては、まともに再生すらできないかもしれません。
結果、僕はiMacを買いました
もし手軽に編集して公開したり
まわりに見せたりするのなら
フルHDやHDで十分かもしれません。
HDでも十分綺麗な映像です。
反対に、現時点でも4K対応のサービスは出てきていますし、
今後さらに高画素の製品が普及してくるので
今後の時の為、又できるだけ高画質で記録したい方は
4Kで高品質なまま保管するのがおすすめです。
まとめ”>まとめ
ドローンで撮影時、4K、HDの設定は簡単です。
しかし撮影後に4KをHDに変換したりするには手間がかかります。
ドローンでの撮影後に動画をどう扱うか、何をするのかをしっかり決めて、自分の撮りたい映像、環境に合わせて設定するのが良いですよ!
コメント