こんにちはブロガーのスカイフィッシュ() です。 @drone_skyfish
先日紹介したPhotoshop 2022 の目玉機能ニューラルフィルターの「風景ミキサー」
風景をワンクリックで激変させるヤバい機能でしたw
今回はニューラルフィルターの中にある人物写真に特化したフィルター「スマートポートレート」もすごい機能だったので、この「スマートポートレート」の使い方を紹介します!
動画でも紹介しているのでぜひご覧ください!
スマートポートレートとは
まず初めにスマートポートレートとは、Photoshopが人物の写真を解析し、自動で笑顔が作れてしまうヤバい機能ですw
純粋な写真だけでなく、下の画像の様にYouTubeの収録画面のスクリーンショットでも適用できました。
少し分かりづらいかもしれませんが、(画面右の)笑顔のパラメーターを右に振ることで、自動で笑顔にしてくれます!
笑顔以外にも、目線を変えたり、老けたり若くしたり・・・ワンクリックで写真を激変させます!
スマートポートレートの使い方
使い方はめちゃくちゃ簡単です。たったこれだけの手順。
- Photoshop 2022を起動
- 適用したい人物が写っている画像を開く
- 「フィルター」>「ニューラルフィルター」>「スマートポートレート」
- 調整したい項目を選ぶ
以上!
まず最新のPhotoshop 2022を起動。(現時点ではバージョン23.0.0)
次に適用したい画像を開きます。今回は親父から送ってもらった昔の写真を使用します。
小さい頃、登山が趣味の両親のおかげで、半ば強制的に山に連れて行かれました。自分は三人兄弟の長男(写真中央)
当時泣きながら登った記憶しかないのですが、そんな嫌いな登山をさせられて不機嫌な表情ですw
この写真をスマートポートレートで笑顔に変えますw
Photoshopメニューバーの「フィルター」>「ニューラルフィルター」を選択
ニューラルフィルターの中には様々な便利なフィルターがありますが、今回はスマートポートレートを選択
ニューラルフィルターのウインドウが開くと、Photoshopが自動で、写真の中に写っている人物を検知してくれます。
四角の枠で囲まれたのがPhotoshopの自動検知
この枠の中の、スマートポートレートを適用したい人物を選択します。
今回は中央の、一番不機嫌な表情の自分を選択。
一番利用頻度の高いであろう、「おすすめ」の中の「笑顔」
左右に-50〜+50の調整ができるのですが、MAXの+50を適用
画面に「クラウドで処理中」が出れば、データの適用中です。この待ち時間が結構長い・・・
このメッセージ、Adobeのサーバー側で顔のパターン読み込んだり、集計したりしてるんですかね?
そして待つこと数秒
・
・
・
WWW
元画像 スマートポートレート 笑顔50
せっかくなので3人とも笑顔MAXにしてみたw
WWW
元の画像との比較
元画像 スマートポートレート 笑顔50
グーニーズみたいw
他の画像でも笑顔をMAXにしてみると・・・
不自然なところがありつつも、ワンクリックでここまで出来てしまうのはヤバすぎるw
知らない人がこのスマートポートレートの写真を見たら、とても嫌々登山している子供とは思えないですねw
スマートポートレートの設定
スマートポートレートでは各項目の微調整もできるので、どんな違いがあるのか紹介します。
こちらの昔の自分の写真に適用してみました。
おすすめ
笑顔
めちゃくちゃ笑顔になりますねw
マイナスは膨れっ面の様な顔になったw
笑顔+50 笑顔-50
年齢
+50はやばいですねwww 完全にちっちゃいおじいちゃんになった!
子供にかけたので、マイナスはそんなに変わらない。
年齢+50 年齢-50
髪の量
変なリーゼントと角刈りになったw
変なんだけど、昔の写真だからこんな奴いそうではあるw
髪の量+50 髪の量-50
目の方向
写真の解像度と目の開き方で結果は変わらず。
もっと瞳が大きく写っていれば目線の方向が変えられたはず。
目の方向髪+50 目の方向髪-50
表情
笑顔
これはさっきのおすすめと同じ項目ですね。
笑顔+50 笑顔-50
驚き
謎な項目w 驚いたというかおどけた様な表情にw
マイナスは、驚かない=冷静な表情?
驚き+50 驚き-50
怒り
めちゃくちゃブサイクになったw
マイナスは、怒らない=仏の様なニッコリした表情にw
怒り+50 怒り-50
ちなみに表情の重ね掛けもできるので、笑顔と怒りをMAXで掛けてみるとどうなるか・・・
悪党の子分みたいになったw
グローバル
年齢
これはさっきのおすすめと同じ項目。
年齢+50 年齢-50
顔の向き
顔の向きを変えられますw サンプルの写真が悪いけど結構ガッツリ変わる!
顔の向き+50 顔の向き-50
ちなみに顔の向きを選択すると、顔の位置を修正の項目が選択できるので、微調整も可能です。
照明の向き
光源の位置を変えらます。+は右から、-は左から光が当たっている様に。
元の光源があるので不自然になりがちですが、がっつり合成する時には使えるかも?
照明の向き+50 照明の向き-50
設定
ディテールを保持
設定の項目は分かりづらいんですが、フィルターを掛ける時にオリジナル情報を保持するかどうか(だと思う)
笑顔+50 ディテールを保持 90 笑顔+50 ディテールを保持 0
ぼかしをマスク
ぼかしマスクは輪郭の周りのぼかしの調整(だと思う)
あまり変わりないので、デフォルトの値(初期は10)で問題ないと思います。
笑顔+50 ぼかしをマスク 0 笑顔+50 ぼかしをマスク 100
スマートポートレートの使い所
写真が激変するので、使い所が難しいと思いますが・・・
集合写真で一人だけ笑っていない、別のところを見ている、なんていう時でも合成をすることなくスマートポートレートで調整できます。
また今回の様な昔の思い出の写真も、笑顔にして楽しい記憶にすり替えることが可能ですw
スマートポートレートのまとめ
オリジナル スマートポートレート適用後
以上、Photoshop 2022に新しく搭載されたニューラルフィルター「スマートポートレート」の使い方でした!
スマートポートレートを使うことで表情の変更や、過去に撮影した写真がガラッと変わって楽しいので、ぜひお試しを!!
動画でも紹介しております!
こちらは風景ミキサーの解説です!
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