![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/ps--1024x576.jpg)
こんにちはブロガーのスカイフィッシュ() です。 @drone_skyfish
Photoshop 2022 に新たに追加された目玉機能ニューラルフィルターの「風景ミキサー」
風景の季節や時間帯を完全に変えてしまうのですが、その精度が凄すぎる!
オリジナル 風景ミキサー
今後の写真のあり方を変えてしまうかもしれない禁断の技術ですw
AdobeのAI解析によるフィルターなのですが、思った以上に簡単に、誰でもできてしまうので、実際の風景ミキサーのやり方とパラメーターの解説をします。
動画でも紹介しているのでぜひご覧ください!
風景ミキサーの使い方
使い方はめちゃくちゃ簡単。たったこれだけの手順。
- Photoshop 2022を起動
- 適用したい画像を開く
- 「フィルター」>「ニューラルフィルター」>「風景ミキサー」
- 風景ミキサーのプリセットの中から好きな物を選ぶ
以上!
まず最新のPhotoshop 2022を起動。(現時点ではバージョン23.0.0)
![](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/名称未設定_3.2.1-1024x576.jpg)
次に適用したい画像を開きます。今回はドローンで撮影した伊豆大島の裏砂漠の空撮写真。黒い砂漠が印象的です。
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DJI_0016-full-2-1024x574.jpg)
メニューバーのフィルター>ニューラルフィルターを選択
![](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/名称未設定_4.3.1-1024x576.jpg)
ニューラルフィルターの中には様々な便利なフィルターがありますが、今回は風景フィルターを選択
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-14.33.42-404x1024.png)
風景ミキサーのプリセットの中には、色々なシチュエーションの印象的な風景映像が。この中から好きな風景を選ぶと、開いている写真にフィルターのデータが適用されます。
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-14.33.51.png)
とりあえず今回はこの草原を選択
![風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-20.25.16.png)
このメッセージが出れば、データの適用中です。この待ち時間が結構長い・・・
自分のM1 MacBook Airだと10秒ぐらいかかります。(後述するパラメーターの調整次第ではもっと時間がかかる)
![](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-20.12.47.png)
そして完成したのがこちら!!!
ドン!!!
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DJI_0016-full-2-1-1-1024x574.jpg)
すごくないですか!?
さっきの黒い砂漠が大草原に早変わり!!
オリジナル 草原適用
そして驚くのがその正確さ。陸と空、海をしっかり認識してフィルターをかける箇所が分かれている点。
海と陸地 空と陸地
ワンクリックでここまで出来てしまうのは、驚きつつもあまりに簡単すぎて若干不安にもなりますw
別の砂漠のプリセットを当ててみました。
こちらは黒い砂漠から、普通の一般的な?砂漠に。フィルター一発でここまで変わるのは本当にすごい・・・!
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DJI_0016-full-2--1024x574.jpg)
風景ミキサーのサンプル
実際に風景ミキサーで作ってみた映像の紹介。
まずオリジナルがこちら。冬に長野で撮影した湖の写真(実際に僕が撮影した写真です)
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC08201-1024x683.jpg)
そして下の写真が全て風景ミキサーで変更した写真!!
やばすぎる!!!
オリジナル写真の湖の鏡面の幻想的な情報を活かし、フィルター後の写真も鏡面になっています。(果たしてこれは写真なのか・・・?)
こちらはハワイのワイキキで撮影した街の夜景
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC08229--1024x683.jpg)
フィルター適用で、まるで街ごと原始時代にタイムスリップした様な世界観に。
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC08229-1024x683.jpg)
他にはインドで撮影したタージマハル
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC04524--1024x683.jpg)
フィルターでありえない景色に・・・(怒られそう)
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC04524-1024x683.jpg)
各パラメーター
風景ミキサーでは単純にプリセットを適用するだけでなく、調整も可能なので、ここからは各パラメーターの解説です。
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-14.34.01.png)
強さ
強さはフィルターをかける具合。100がMAXで適用する量を調整できます。
オリジナル 強さ50 強さ100
日の入り
日の入りのパラメーターは0を日中として、100になるにつれ夕焼けのゴールデンアワーに近づけます。
時間を操作する印象ですね。プリセットによって日の入りの雰囲気は変わります。
オリジナル 日の入り50 日の入り100
春夏秋冬
季節感を調整するパラメーター。重ね掛けもできるので、好みの雰囲気に微調整することもできます。(ただし微調整するごとにロードするので時間がかかる)
オリジナル 春100 夏100 秋100 冬100
被写体を保持
こちらはオリジナル画像。中央に自分が被写体として写っている自撮り写真です。
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DJI_0082-full-2-1024x574.jpg)
冬景色のフィルターを適用すると、自分ごと冬の景色にw
まるで氷の彫刻の様な姿になってしまっています。
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DJI_0082-full-2--1024x574.jpg)
こんな時に被写体を保持にチェックマークを入れると
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-14.37.37.png)
自動で被写体(自分)の部分だけフィルターを掛けない様、分離してくれます。
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-14.38.06.png)
要するにマスクを自動で生成してくれる機能なんですが、自動なのにかなり正確にマスクしてくれています。
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-14.38.43-983x1024.png)
マスクの範囲は通常のPhotoshop同様に、ツールバーで調整することも可能です。
![](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-21.22.04-1024x232.png)
被写体を調和
上の被写体を保持、を選んだ状態で、被写体を調和を選択します。
するとフィルターを掛ける部分、掛けない部分を馴染ませる様にミックスしてくれます。
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-14.38.20.png)
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-14.38.15.png)
風景ミキサーのカスタム
説明をしづらいのですが・・・プリセットからではなく、自分の用意した画像をソースにして、写真にフィルターを掛けるカスタム機能
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DJI_0004-full-2-1024x574.jpg)
プリセットの横にあるカスタムを選択。
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-21.24.47.png)
ソースとなる画像を選びます。今回は先ほども使った長野の冬景色を選択
![ソース画像](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-28-21.25.04-1024x714.png)
このカスタムを使用することで、この様な画像に仕上がります!まるで氷河期!!
![photoshop2022風景ミキサー](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/DJI_0004-full-2--1024x574.jpg)
パターンは無限大なので、色々試してみるのは面白そう!
風景ミキサーまとめ
以上、Photoshop 2022に新しく搭載されたニューラルフィルター「風景ミキサー」の使い方でした!
純粋に撮影した写真とは異なりますが、使い方によっては背景の作成やイメージ映像作成など、非常に便利な機能だと思います。
過去に撮影した写真がガラッと変わって楽しいので、ぜひお試しを!!
動画でも使い方の解説しております!
ニューラルフィルターのスマートポートレートもヤバいw こちらもぜひ!
![](https://www.droneskyfish.com/wp-content/uploads/2021/10/ps-w-300x169.jpg)
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