本格的なシネマクオリティが実現し、価格も手頃ということで人気のカメラBMPCC4K
個人的にもお気に入りのカメラです。
BMPCC4Kの欠点(?)とも言えるのが、AF(オートフォーカス)がほぼ使えないというところ。
※MF(マニュアルフォーカス)前提と考えれば欠点でもないけど
そんなBMPCC4Kの欠点を補ってくれる、革新的なアクセサリーが登場しました!
それがこのDJI 3D Focus System(DJI 3Dフォーカスシステム)
この製品を使うことで、AFが苦手なBMPCC4KやMF専用のレンズでもAFを使うことができるのです!
動画にまとめました!
【BMPCC4がAFで使える!】DJI 3D Focus System × DJI RS2【使用レビュー】
DJI 3D フォーカスシステム使用レビュー!BMPCC4K × DJI RS2
BMPCC4をさらに使いやすく進化させてくれるDJI 3D Focus System
実際に手持ちのBMPCC4Kに設定し使用してみた感想を紹介します。
スゴいです!!
DJI 3D Focus System について
DJI 3D Focus Systemは、DJIのジンバルDJI RS2に接続して使用します。
3D Focus Systemに搭載されたLiDIRセンサーにより、被写体までの距離を測定。
自動でフォローフォーカスを可動させ、ピント調整してくれます。
革新的な技術がこの親指ほどのサイズの中に入っているとは驚き。
DJI-RS2との設定方法
大まかな取り付け方法はこちらの通り
- ロックをかけた状態でDJI RS2にカメラを搭載
- 3Dフォーカスを取り付け
- フォローフォーカスを取り付け
- USB-Cケーブルを2本用意、接続。
- RS2のバランス調整
まず、ロックをかけた状態でDJI RS2にカメラを取り付けます。バランス調整は後ほど行います。
DJI 3D Focus Systemはホットシュー、コールドシューの仕様になっており、カメラ上部に取り付けます。
また付属している1/4ネジでもつけられます。BMPCC4Kは上部に1/4ネジ穴があるのでこれで取り付け。
次にフォローフォーカスを取り付け。レンズにはベルトを固定して、しっかりフォローフォーカスが調整できるようにしておくこと。
ちなみにこのレンズはフォクトレンダー NOKTON 25mm F0.95 Type II
マニュアルフォーカスのレンズです。
USB-Cケーブルを2本用意します。DJI RS2と3D Focus Systemに同封されているケーブルを使用。
3D Focus System本体にはUSB-C端子が2つあるので、その両側に差し込みます。
2本のケーブルをそれぞれ
- 片方はDJI RS2本体の3つ並んだUSB-C端子の中央に差す。
- 片方はフォローフォーカスのギアに差す。
これで(DJI 3D Focus Systemを使うための最低限の)接続は完了しました。
次はDJI RS2でジンバルのバランス調整をします。
バランス調整が完了したら最後に、
MFのレンズを使用する前にレンズキャリブレーションを行い、フォーカスの調整を行います。
DJI RS2のタッチパネルを左から右にスワイプすると「3Dフォーカス」というメニューがあります。
3Dフォーカス内の「レンズキャリブレーション」で画面案内に従い、
- レンズの焦点距離を入力
- 被写体との距離を1m、4mとMFで合わせる
を設定、これで完了します。
この一連の設定を完了することで、AFが使えるようになります。
これでBMPCC4Kで自動でAFが使えるように!
3Dフォーカスの使い方
設定してしまえば
自動で中央にある被写体に自動でピント調整します。
移動しながらの撮影では、ジンバルやカメラの操作に集中していれば、DJI 3D Focus Systemがピントを捉えてくれます。
左下が操作中のワイ
DJI 3D Focus SystemはAF/MFの切り替えが可能。
上部のボタンを押すことで簡単に切り替わります。
AFが有効になっている状況はグリーンのランプが点灯
この時はRS2のホイール操作はできません。
ボタンを押すと
オレンジ色に点灯、MFに変わっています。
微妙なピントの調整や置きピンで使用したい時にはMFに。
Raveneyeとの組み合わせ
DJI 3D Focus System と Raveneyeを組み合わせてみました。
Raveneyeとは
DJI RS2に接続したカメラからの映像をスマホに伝送できるワイヤレストランスミッター。
簡単にスマホが外部モニターになります。
遠隔でジンバルの操作やカメラ設定の変更も可能。
画像は、Raveneyeでカメラの映像を手元のスマホに飛ばしているところ、のキャプチャ。
DJI RS2 のアクティブトラックの機能で、被写体(この場合は自分)をロックすることで、自動で被写体を追い続けます。
さらにDJI 3D Focus System を連動させているので、ピントも自動で調整してくれます。
DJI 3D Focus System と Raveneye の組み合わせで、遠隔からMFのレンズでもオートでフォーカスし続ける・・・すごい!
3Dフォーカスの注意点
DJI 3D Focus System も若干の注意点があり下記の通り
- 中央1点のオートフォーカス
- 細い物のピント合わせは苦手
- レンズのキャリブレーションが手間
- DJI RS2が必要(DJI RSC2は未対応)
導入を検討されている方は一度ご確認を。
DJI 3D Focus System まとめ
AFが苦手なBMPCC4Kが劇的に進化するDJI 3D Focus Systemの紹介でした!
元々BMPCC4KとMFレンズとの組み合わせはAFを使う前提ではないのですが、DJI 3D Focus Systemを使用することで、今まで使うことができなかったシーンでも撮影可能になります。
ジンバルやカメラの撮影に集中できるので、ソロ撮影やライブ配信などで使えそうですね。
DJI RS2を使っている方、BMPCC4K/BMPCC6Kを使っている方、検討してみて下さい!
ぜひ動画でもチェックしてみて下さいね!
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