
カメラレンズから入ってくる光量を抑えることができるNDフィルター
そんなNDフィルターはドローン用の物も作られています。

今回はドローン用のNDフィルターの使い方。

ドローンの空撮動画の撮影に必要なドローン用NDフィルターの使い方
ドローンのカメラに取り付けるNDフィルターについて

NDフィルターとは
数日前のブログでも書きましたが、NDフィルターとは、レンズから入り込む光をあえて少なくし、印象的な写真に仕上げることができるカメラアクセサリーのこと。
詳しくはこちらのブログから
その際さらっと紹介したドローン用のNDフィルター
ドローン用のNDフィルターは、写真の為というよりは動画の為に使います。
ドローンにNDフィルターを使う理由とは

ドローンでNDフィルターを使うべき理由
動画のフレームレート
ドローンでNDフィルターを使う理由は動画のフレームレートの為。
パラパラ漫画をイメージすると分かりやすいのですが、フレームレートというのは1秒間に何コマの写真があるか?ということです。
フレームレートが高いほど映像がヌルヌルになり、低いとカクカクになります。

一般的に普及しているフレームレートは30fpsほど、
ヌルヌルした映像は60fps、スローモーションなんかは120fpsで撮影したりします。
最近ではスマホの動画撮影でも設定できるので馴染みがあるかもしれません。

フレームレートとシャッタースピードの関係

ここにシャッタースピードが関係してきます。
動画撮影におけるシャッタースピードは、フレームレートと同じ〜×2倍までの逆数(1/◯◯)までという目安があります。
例えば、30fpsのフレーレートの場合にはシャッタースピードは1/30〜1/60
60fpsのフレーレートの場合にはシャッタースピードは1/60〜1/120
シャッタースピードが、この目安から外れるとどうなるか?
動画がカクつきます。
カクついた動画を見るのは、どんなに綺麗な映像でもストレスそのもの。
特に明るい日中の場合、上記のシャッタースピードの限界がある為、明るさを落とすNDフィルターを使う必要が出てくるのです。
レンズの絞り
通常、カメラの設定で明るさを調整できる部分であるレンズの絞り
簡単に言うと、レンズの窓の開き具合で光の入ってくる量の調整をすること。
絞りの値が大きくなる分、窓が小さくなり光の量が少なくなります。
ドローンもカメラの部分に関しては、通常のカメラと考え方は同じです。
レンズの絞りがF2.8〜11まで調整できるPhantom4 Proシリーズ


この絞りが調整できるPhantomシリーズでも明るい日中にはNDフィルターは必須。
実際にセブ島にPhantom4 Proを持って行った時にはNDフィルターは付けっぱでした。
Mavic Proの絞りはF2.2の固定
Mavic Airの絞りはF2.8の固定
Sparkの絞りはF2.6の固定です。
つまり絞りで明るさが調整できないのです。
なので、この上記機種ではさらにNDフィルターは必須と言えます。
一応、目安のシャッタースピードでそのまま撮影(NDフィルター無し)をするとどうなるかと言うと、多くの場合、白飛びした様な映像になります。
あと、オートで撮影してしまうと、きっとシャッタースピードが早すぎるはず。
ドローン用のNDフィルターの使い方
Phantom4 ProのNDフィルターの付け方を写真で紹介
これは純正のNDフィルター


通常の状態のPhantom4 Proのカメラです。


元々先端には保護フィルターが付いています。

Phantom4 Proの保護フィルターを外しました。


下は、左が保護フィルター、右がNDフィルター

NDフィルターを取り付けます。



これで完了!見た目のとおり暗くなります。
これだけで光を抑えて撮影ができます。
ドローン用のNDフィルターの種類
各ドローンごとにカメラのサイズなどが違うので、それぞれのNDフィルターが発売されています。
Phantom4 ProのNDフィルター

Mavic AirのNDフィルター

Mavic ProのNDフィルター

SparkのNDフィルター

最後に
ドローンの動画撮影に必須のNDフィルター
用意していなかった方はぜひこの機会にご用意を!














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