ドローンを買ったらオカンに親孝行できた話

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タイトル通りです。

 

先日、図らずもこんなことがありました。

 

 

目次

ドローンを買ったら親孝行できた

岐阜出身で東京在住の僕は定期的に実家に帰省しています。

とりあえず、うちのオカンについて。

 

うちのオカン”>うちのオカン

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うちのオカンはそれはそれは、ザ・オカンという感じで

ガサツだし、化粧っ気もないし、美魔女とは対極に位置する生物です。

 

トーク力がハンパなく、世間一般で言う愉快な人で、

男っぽく、ショートカットで、僕が物心ついた時から髪型は変わっていません。

僕は3人兄弟ですが、オヤジよく3回も抱いたなーと感心します。

(いやきっと3回どころではない)

 

オカンはとっても自由人です。

先日もオヤジを置いて1人で(といってもツアーですが)

マダガスカルバオバブの木を見に行ってきました。

これはお土産。

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以前もペルーにマチュピチュとナスカの地上絵を見に行ってきましたし、

話によると20代前半くらいの時にアフリカのキリマンジャロに登頂したそうです。

イモトより30年以上前に。

 

そんな行動派のオカンは機械オンチ、というより機械に頼らなくても

生きていける為、未だに携帯電話を持っていません。

本人曰く必要ないそうです。

 

東京の自分のところに遊びに来る時も

複雑な地下鉄を、小さい手帳の中の東京の路線図を頼りに辿り着きます。

 

 

 

アートとか芝居が好きなんですが、

近代のテクノロジーには本当に興味が無い様です。

 

僕の小さい頃の家庭状況”>僕の小さい頃の家庭状況

オカンは昔から話好き、登山好きの大雑把な性格

ありがたいことに、やりたいことはやったらいいという放任主義

 

お陰さまで僕は欲望に純粋な平凡な大人になり

弟と妹はなんとなく学校に行きたくないという理由で不登校になりました。

 

うちのオカンは「学校に行きなさい」みたいなことは一度も

言ったことがないと思います。

まぁあんまり関係ないのですが。

とにかく懐の広いオカンです。

 

そんな小さい頃の我が家の習慣がありました。

それは休日の登山です。

 

オヤジもオカンもゴリゴリの登山家(あくまで趣味)で

結婚式を山の山頂で挙げるほどのクレイジージャーニーです。

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当然、趣味を子どもとも共有するのが自然の流れ。

学校行けとは言われなかったけど、山には連れて行かれました。

僕ら3人兄弟、小さいころからとにかく登山に連れて行かれました。

 

ピクニックとかそういうんじゃないガチの登山です。

登山の休憩の仕方とか

登山のマナー的なこととか

野糞の仕方とか

いろいろ教わった結果・・・

 

 

 

 

登山が大嫌いになりました!

 

 

僕の思春期”>僕の思春期

休みの日何してたー?みたいな会話学校ですると思うんですけど、

僕の場合は、休日はもっぱら登山やキャンプでした。

 

今では趣味で登山とかキャンプとかおしゃれな感じで市民権を得ていますが、

当時はガチめな感じな人しかおらず(子供の記憶であいまいですが)

自分が行く登山はそんな汚くハードなものでした。

 

僕らのキャンプといえば自前のテントを持って行って、

駐車場の空いてるスペースに張り、

トイレの手洗う蛇口から水汲んできてラーメンを作って食べたりしました。

 

なので学校でそんな登山のことを言うのが、嫌で嫌でたまりませんでした。

周りは遊園地行っただの、ゲームしたなんかの会話になります。

自分は遊園地なんてほとんど連れて行ってもらったことはありませんでしたし、

ゲームもしばらく買ってもらえませんでした。

 

思春期真っ只中の、どちらかというと大人しめの自分には、

休日の登山はひたすら隠したい恥ずかしいことでした。

そんなことを察してか、基本は放任主義の親は、いつからか自分を山に連れて行くことはなくなりました。

 

そしてそれからは自分の中で登山というものが、

どんどん遠い存在になっていくのでした。

 

自分が大人になって”>自分が大人になって

山というものから距離をとった反動なのか、

日々強くなっていく都会の生活への憧れ。

特に目標もなく東京に行く自分に親は何も言いませんでした。

勢いで東京に来て、もう10年近く経ちますが、

相変わらず親は帰ってこいとも言いません。

 

まぁ実家は割りと好きなので定期的に帰省はしていました。

しばらくは、帰省するといっても、地元の友人と飲みに行ったりするので

実家にいる時間はそこまでありませんでした。

 

ここ最近はおばあちゃんの様子を見に帰省することも多くなり、

実家で何もせず過ごすことも多くなりました。

 

ドローンを買って”>ドローンを買って

実家に帰省しても何もせず滞在するのが、わりと普通になった僕でしたが、

先日、ドローンを買ってから、初めて実家に持って行くことにしました。

東京だとかなり縛りがあるので飛ばせませんが、

実家周辺であれば、いろいろと飛ばせそうです。

 

実家で飛ばす場所を考えていて、山の中で飛ばしてみたいと思い

オカンにどこで飛ばせるかな?って聞いてみると

あそこいいんじゃない?と聞き覚えのある山の名。

昔散々連れていかれた山です。

 

そこで車を出してくれるとのことで、

オカンと二人で出かけることになりました。

 

20年ぶりの山で”>20年ぶりの山で

おそらく20年ぶりの山は、記憶の中の山とは大分様子が変わっており、

山肌が削られていたり、昔はガタガタだった道も綺麗に舗装されていました。

昔兄弟で入って遊んだ洞穴も封鎖されていました。

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適当な場所に車を停め、ドローンを準備します。

機械に興味の無いオカンも流石に「どうやって飛ぶの」と興味津々です。

ドローンを飛行させて画面を見せたりすると「すごいねぇ」と感心していました。

 

ただ、一通り見終わると、

やはりそんなに興味は無いのか1人散歩し始めるオカン。

 

山好きの血が騒ぐのか、

僕がドローンを飛ばしている間にオカンは山頂に行っていました。

 

親孝行とは”>親孝行とは 

ただ何となくドローンが飛ばせると思ってきたのですが、

久しぶりに山に親と出かけると、当時のことを思い出し、

もっと一緒に登山しておけばよかったかなーと、

大人になったからなのか思います。

 

母の日とかにちょっとしたものとか贈ったりはしますが、

今まで大したことをしてあげたことはありません。

(というより親不孝なことしてしまったことの方が思いつく)

 

大人になって、親孝行って物とかじゃなくて、

こうやって一緒に時間を過ごすだけでも有りなのかなっと感じたのでした。

 

帰省して数日後”>帰省して数日後

東京に戻ってから

電話でオカンが言っていました。

(郵便局でパートをしているので)

「局でドローンって言っても誰も興味持たんかった!すごいのにねぇ」 

聞けば郵便局内で若い子たちにドローンのことを話したが、

全然反応が無くつまらなかったとこと。面白おかしく話していました。

 

一応、オカンなりに先日のドローンを楽しんでくれていた様です(笑)

 

最後に”>最後に

現在では割りと個の意見が大切にされているので、

登校拒否にも一部理解がありますが、

20年くらい前の当時は、

「学校行きたく無いんだったら行かなくていい」

という親の考えは、さぞ風当たりも強かったことでしょう。

 

今では登校拒否だった弟妹もそれぞれ立派に仕事をしており、

看護師となった弟は、休日は一人でテントを持って雪山に篭るという

親をも超えるクレイジーっぷりになっています。

オカン曰く育成成功だそうです。

 

今回ドローンはあんまり関係ありませんが、

何がきっかけになるか分かりません。

親が元気な内に親孝行はしましょうって話でした。

 

 

 

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 親孝行って本当に元気なうちにしてあげたいなって思いました。
    一緒に過ごすだけでも幸せですよね

  • スカイフィッシュさんの記事を見てたらドローン欲しくなってきました…
    これからも頑張ってください!!

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